地震避難訓練〜明日起きるかもしれない、災害に備えて〜

地震避難訓練〜明日起きるかもしれない、災害に備えて〜

はじめに、

2024年1月1日、能登半島地震が発生しました。昨日で発生から3週間となりますが、現在もまだ多くの方が今までとは違う生活をされています。

被災された方が早く安心して生活ができる環境になりますように、そして被災地が一刻も早く復旧・復興することを心よりお祈り申し上げます。

みやこ乳児園の下駄箱上に募金箱を設置しています。ご協力をお願いいたします。

 

今日は、新年明けて初めての避難訓練(地震対応)を行いました。

【今回のポイント】

・南海トラフ地震が10時45分に発生(今日は、散歩等の活動を終えて保育室に入るため支度をする子どもたち、まだ園庭等で遊ぶ子どもたちがいる状況でした)

・保育室にあるコンセントから火災が発生

・訓練用AEDを使用した訓練

地震はさまざまな方向から被害を受ける可能性があります。揺れにより転倒した際の怪我、物の倒壊による怪我、津波、火災などさまざまです。“もしかしたら・・・”という可能性を十分に考え、訓練を行う必要があると感じています。

 

今回の訓練でも、緊急地震速報を流すとテラスで身支度をしていた子どもたちは、保育士とともに素早く園庭に避難しました。この音が流れたら次はどうするのか、毎回の訓練でどんどん身についているように感じました。初めて訓練を行った時は防災頭巾を嫌がっていた子どもたちも、しっかりと被り頭を守っていました。緊急地震速報やAEDの音は、大きかったり、不安を抱くような音だったりするので「こわい・・・」と泣けてしまう子もいましたが、毎回聞くことによって、この音だから次はこうするんだ!と、子どもたちみんなが自身で次の行動を考えられるようにしていけたらいいなと思っています。

また、お昼寝から起きた子が、「じしん こわくないよね れんしゅうだから!」と自分より小さな子に教えてあげていました。優しい一面だな・・・と感じるとともに、地震に限らず、自身に起きた事や身の回りで起きた事で衝撃となるものは、PTSDなどにつながるかもしれません。子どもたちを無事に避難させることはもちろん大切ですが、保護者の方がお迎えに来るまで不安な気持ちを少しでも和らげるように、声をかけつつ心のケア等も大切に行う必要があるなと感じました。

今回の訓練を通してもいくつかの改善ポイントが出てきています。今日から生かしつつ災害に備えていきたいと思います。

 

木下